日時:2019年11月8日(金)18時~19時半
場所:西宮市立中央公民館6階 調理室
主題:クロスロードで考える防災教育 ―その時その場でみんなで成解を考えるためにー
参加:30名
1回目の主な内容は次の三つでした。
①今後、西宮・尼崎で発生が懸念される災害とは?クロスロードを交えながら
②どのような防災教育が求められるのか?防災ゲーム クロスロードとは?
③みんなで作ろう!クロスロード!
はじめに、南海トラフ巨大地震が起きた際の被害想定や、武庫川の氾濫を想定したハザードマップをもとに、西宮市や尼崎市の現状について勉強しました。西宮市も尼崎市も災害リスクは高く、「敵は水である」という指摘が講師を務めた曽川からありました。
次に、災害場面での難しい意思決定を疑似体験する防災ゲーム「クロスロード(Crossroad)」についての紹介がありました。災害時の課題に対し、「イエス」か「ノー」で答え、参加者同士で対応を議論しながら、最善の方法を考えるというものです。勉強会では、NHKの番組「シンサイミライ学校」で考案者の矢守克也教授が子どもたち相手にクロスロードをしている様子を見て、授業のイメージをもちました。そして、実際に「イエス」、「ノー」のカードを使って、グループでクロスロードを体験しました。
最後に、クロスロードを実際に作ってみました。問題作りのポイントは次の四つです。
①立場を決めましょう。小学生?教員?保護者?
②災害場面、特に子供達が意思決定に困りそうな状況をイメージして問題を書きましょう。
③YES、NOの行動例を書きましょう。
④最後に、子供達に意識させたいこと(家族との相談、過去の教訓や事例を短く書きましょう。)
勉強会には、勤務後にも関わらず30名近い先生方、人と防災未来センター研究員の河田慈人先生や大阪樟蔭女子大学特任教授の山本幸夫先生といった専門家の方々も参加していただき、充実した時間となりました。ありがとうございました。
今後の勉強会のお知らせ
○1月17日(金)第2回勉強会in調理室(またもや)
・低学年向け防災教育について
・クロスロードの実践交流
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